どのような意図で制作したのかの解説を読んで、絵の理解力をアップさせるシリーズ。
私が自分の「作品ブログ」で制作した、記事のキャッチ画像のイラストを例にあげます。
より制作意図を理解するためには、各ブログ記事をご覧になってからどうぞ。
また、基本的な「制作情報」と「目次」は「【制作例から絵の解説】本質感 目次」をご覧ください。
アヲハタ ジャムの「■」
単純に「ジャム」の話なので、「ジャム」をモチーフとする。
また記事は「危機感」をテーマとしたものなので、シンプルに瓶の中に閉じ込められているキャラクターをイメージする。
またさらに記事の中では「■」マークが意味をもっているので、記事の内容との関連を強めるために、どこかで使いたいと思った。
考えてみて、キャラクターの目の「■」にすることにする。
さらに片目だけにすることでより強調させる。
「S.T.C」を瓶の蓋につけ、メーカー名のようにする。
色は、ジャムといえば「マーマレード」が王道だと思うので、マーマレード風に。
「黄色」をベースとして、「緑」をアクセントとして入れていく。
瓶の蓋や、やや反対色の「ピンク」にする。
これだけでもよかったが、インパクトを強めるために、飾りとしてキラキラの模様のブラシを散らす。キラキラというより、「棘のある有刺鉄線」みたいになり、テーマである「危機感」をより強めれた。
女子校の「善意の傘」はなぜ失敗したのか(序章)
この記事は「善意の傘」というボランティアの話なので、「雨」をモチーフとしたいと考える。また失敗した話なので、王道として悲しみのシーンの「雨に塗れる」感じを出したいと思う。
シンプルにキャラクターは、悲しげなボー然とした表情とする。
色は、シンプルに「水色」にして、あまり色を使わないようにする。
いろいろと色を使うと、悲しい感じがでないので。
目は色をつけないで、「目の前が真っ白」的な感じにする。
軽いアクセントとして、髪に「薄い紫」を入れる。
目の下に、泣きはらした後のような「薄い肌色」を入れる。
あとは、雨を表現するために、「白」のペンを上塗りしていく。
女子校の「善意の傘」はなぜ失敗したのか(本編)
この記事は、上記の序章と続き、本編という形。
前回は「悲しいシーン」のようなものを表現したので、逆に「希望に満ちたシーン」を表現しようと思う。
また「ボランティアが失敗したけど、希望はあるよ」的な意味をこめて。
雨があって、希望といえば「虹」でしょう。
「キャラクターが飛んで、その後に虹がかかるような姿」をイメージする。
色は、虹になるように色を入れていく。
虹を強調するために、キャラクターは個別に色をつけるのでなく、虹になじませる感じで虹で使っている色を配置する。
今みると、ちょっと表情がイマイチかな…
基本、無愛想なキャラクターだけど、口元とかに笑みとかあってもよかった。