S.T.Cの制作探求クラブ

創作の探求ブログ。主に「絵を描く」「物語を作る」「漫画を描く」ことについて研究してわかった役立つ情報を発信

【制作例から絵の解説】本質感 第4回

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どのような意図で制作したのかの解説を読んで、絵の理解力をアップさせるシリーズ。
私が自分の「作品ブログ」で制作した、記事のキャッチ画像のイラストを例にあげます。

より制作意図を理解するためには、各ブログ記事をご覧になってからどうぞ。
また、基本的な「制作情報」と「目次」は「【制作例から絵の解説】本質感 目次」をご覧ください。

外国人は感情的だというけど、日本人も感情的

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記事のメッセージとしては「日本人は普通にしばられて、不安になりやすく、そこから感情的になっている」というもの。

まずは「囚われの身」というイメージを思いつく。
まあ日本なので「日の丸」をモチーフにし、丸のカタマリに囚われている感じに。
さらに「囚われた。で、どうなる?」と考え、「囚われ、悪い方向へ変化してしまう」感じをだそうかなと思い、キャラクターが呪われて悪者っぽい感じに変身させる。
始めは、やり過ぎてあまりにもオドロオドロしい感じになったので、そこまでやるとキャラクターのイメージが全体的に怖くなりすぎるかなと心配し、やや抑えめに修正する(それでもオドロオドロしい?)。
変な模様は「S.T.C」の文字を、ただラフに並べているだけ。
それだけでも雰囲気がでる。

色は、「暗い」感じにするために「グレー」と「紫」で。
もっと色を使うとオドロオドロしさは、何倍もアップできるが、あまりやり過ぎると怖いイメージになりすぎるので、最低限にする。
始めは「紫」でなく「赤」でやっていた。日の丸が「赤」ということもあり。
しかし「赤」だと血のイメージが強くなり、怖くなりすぎるので、抑えめの色の「紫」へ変更した経緯がある。

今回は、いくらでも怖い感じを出せたが、抑えるのに苦労した感じ。
基本的に怖い、ゴスっぽい感じが好きなので、個人的に気にならないが一般向けのブログなので。
うーん、それでも怖いかな?

日本人でなくなった日本人(昔の「和」と現代の「普通」)

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記事の内容としては、「日本人は、昔は和だったけど、現代はいつの間にか和がおかしく普通へと変わってしまった」というお話。

まず思いついたのは「変化してる」という言葉。
そしてキャラクターが「うにょ~ん」と変化してる最中の感じにしてみる。
「S.T.C」も「うにょ~ん」にアレンジ。

色は、「水色」から「黄色」へ変化してる感じに。
右側の「水色」が変化前の過去の状態を表し、現代が「黄色」をイメージしてる。
過去は、水のように「自然」な状態だった感じを「水色」で表す。
「黄色」にしたのは、自己中心的な「」を表したかった。
人は「お金」を求めるし、「もっと自分が輝くこと」を求めるし。
そのせいで変化したともいえるし。
全体的な色合いとして、「いつの間にか変化した」感じを出すために、あまり派手な色合いを使わず、あっさり目の色合いにする。派手な色合いだと「激しく変化した」感じになるので。
あとはアクセントとして「ピンク」とか、軽く入れる。

丸をつけるべきか、何もつけないべきか、それが問題だ(by シェークスピア?)

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記事の内容としては、「日本と外国ではテストの丸付けの記号の付け方が違う」ということをモチーフにしたお話。

単純に、話のモチーフとなっている記号の「○×」を使ったものにしようと考える。
キャラクターの羽に「○×」の記号つけるかなとベタに思う。
でも、それだけだと工夫がないので、「○の羽をあげるしぐさ」を出そうと考える。
記事の内容も「○をつけること」を皮肉っているところがあるので。

色は、「洋風」な色合いを出そうかなと思う。
外国の話からの話なので。記事のイメージの関連づけを強めるために。
洋風というか、サイケっぽく。なにかそっちの方を外国と感じる。
「水色」と「紫」のキツイ色合いにしてみる。
あと洋風のオシャレ感をだすために、模様ブラシを使って塗ってみる。

今みると、色が弱かった。地味目。洋風が弱い。
色の割合もいまいち。
羽をもっと、いろんな色をつかってもよかったかな。