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【感想分析】アニメ『刀剣乱舞 花丸』 第12話(最終回)を視る!

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物語を作る上で、読み解く力「分析力」が必要となります。
作品を「創り手の視点」の感想を読むことで、創り手としての視点を鍛えるシリーズ。
今回は、アニメ『刀剣乱舞 花丸』の第12話「(師走)僕たちの本丸は、今日も花丸」の感想分析をします。
※ネタバレあり

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基本的に「女性向き」の内容ですが、「女性向き」と「男性向け」がどう違うのかというところに焦点をあててみます。
ちなみにゲームはやっておらず、初めて刀剣乱舞にふれる。あと歴史にもうとい。

アニメ公式サイトはこちら

12話のあらすじ

池田屋の一階で元の主、沖田総司に出くわしてしまった大和守安定。新撰組の一員に成りすまし、沖田と共に池田屋へ潜入する。不穏に思った加州清光は安定の後を追う…。

刀剣乱舞 花丸公式サイトより引用

12話の構成

  1. 写真から消えた安定
  2. 犯人探し
  3. 安定と沖田総司
  4. 検非違使の登場
  5. 安定と清光
  6. 沖田くんの問い
  7. バトルの決着
  8. 安定の旅立ち
  9. 安定の帰還
  10. オチ

感想分析

とある本丸は平和です

2階にいった沖田総司大和守安定が追う!

一方、屋根で待っているみんな。
遅い安定を心配する。

緊張の結末がー!と思いきや、とある本丸。
のんきに酔っぱらい共の歌・黒田節が(笑)
日本号博多藤四郎次郎太刀太郎太刀御手杵のお花見中。

御手杵「じゃあ俺、次歌う」
桜の下にはカラオケの機械が。隣の日本号はマラカスを振り振り。
「わっはっはっは」と楽しい宴。
いつものノンビリな展開になってきました。
池田屋の緊張が消えていきます…

※花見といえば4話。そして御手杵、博多藤四郎といえば6話ですかね

主と外で一緒に遊ぼうと誘いに来た五虎退前田藤四郎秋田藤四郎
手には、竹トンボとお手玉。
遊びは昭和なんだね。

中には、「主お世話係」のへし切長谷部が仕事中。
主のために徹夜で塗った羽織を。最終回でも主のために頑張ってます。
最終回でも「主お世話係」キャラを押します。

五虎退「ぼ、僕も主様のお世話係、やりたいです」
長谷部に嫉妬?主は大人気です。

写真から消えた安定

3人が戻る途中。掲示板に貼っている写真の異変に気づく前田藤四郎。
安定が写真から消えてます。
バック・トゥ・ザ・フューチャー』です。

五虎退・前田・秋田「消えてます…
このセリフのショックのカットがギャグっぽく、ゆるい。
普通のストーリー系なら、こんなゆるくしないだろうな。
緊張感がただようような、真面目にショック受けるカットとかにします。
どんどん、池田屋の緊張が消えていきます…

※ホラーといえば、お化け回の8話ですか

粟田口兄弟に相談します。
乱藤四郎「もしかして、何かあったんじゃ…」
一期一振「大丈夫。誰かのイタズラじゃないかな」
そして、誰がやったのか聞いてまわることに。
となると、いつもの「とある本丸探索ストーリー」となります。

一期一振「イタズラ…だといいが…」
ゆるい中でも、少し緊張は残します。

しかし、陸奥守吉行のカメラネタは、この写真の伏線だったんでしょうか。
なんでもないことも、ちゃんとストーリーに絡みます。

※ちなみに粟田口兄弟といえば、7話の「一期一振の顕現」ですかね

イタズラした犯人探し

五虎退が、獅子王に尋ねる。
獅子王「俺が?じっちゃんの名にかけて、そんなことしねーよ」
あいかわらず動きが派手です。
そして、あいかわらず手が凝ってます。

歌仙兼定「誰だい!山姥切に酒を飲ませたのは!
山姥切が布にくるまって、コロコロ転がっています。
山姥切「俺は写しだ。汚れるくらいが丁度いい
チビキャラになっていて可愛いです(笑)
そして、転がる音が可愛いです。赤ちゃんのガラガラみたいな。
ちなみに、歌仙と山姥切の洗濯ストーリーのオチですかね。歌仙がこっそり洗濯し勝ったかと思いきや、ひどく汚し山姥切が勝つと(笑)

※獅子王と山姥切といえば「超刀剣男士」の9話ですね。舞台も、その時と同じ場所かな。+洗濯話の2話も含んでるのか。

次に虎徹兄弟に聞きにくる前田藤四郎と厚藤四郎。
『人の歴史~阿波編~』を読んでいる蜂須賀虎徹
浦島虎徹「いないんだよ!」
蜂須賀「いない?誰が?」浦島「亀吉だよ!写りたかったよな~亀吉」
前回のシリアスに比べ、ギャグなシーンです。緩急つけてきます。

※虎徹兄弟といえば、前回の11話ですかね

次は、愛染国俊蛍丸に聞く秋田藤四郎。
もちろんやっておらず、明石国行に聞く。
明石「そんな面倒なことを自分が?」
そして、愛染と螢丸の明石のセリフを聞いてる間から、「はぁ~」が可愛い!

※こちらの兄弟といえば、10話のタヌキ

縁側で、鶯丸に聞く平野藤四郎。
あいかわらず金箔カステラ食べてる。
平野「これも、これもいません。誰かのイタズラでしょうか?」
鶯丸「それとも………いや…」
鶯丸は緊張を軽くつくりつつも、言いません。
タメています。そして「あえて」言いません。

※鶯丸と平野といえば3話の「わらしべ長者」

山伏国広「唸れ!拙僧の筋肉!
山伏国広同田貫正国蜻蛉切の3人のムキムキ筋肉を披露しています。
マッスル空間。湯気がうっとおしいです。
そこへ、か細い五虎退がやってくる。対比。
五虎退に気づかず、筋肉談義で盛り上がる3人。

※五虎退と蜻蛉切といえば、8話の青い鳥。+同田貫正国登場回の2話?

左文字兄弟のところへ聞きにやってくる前田藤四郎。
シュール空間です。間が長いです。
前田藤四郎「この間…」
視聴者の変わりにツッコみます。大事です。

※7話の左文字兄弟がそろった回

にっかり青江の部屋にやってくる秋田藤四郎。
部屋には、あいかわらず金の玉が飾ってある(笑)
鯰尾藤四郎「そんなことより、コレみてよ」
壊れた笑い袋。笑いが止まりません。
にっかり青江「ふふふふ…ふふふふ…
笑い空間が生まれています。鯰尾が壊れます。

※笑い袋は4話。いや、にっかりだから幽霊退治戦隊の8話か

お風呂に聞きにきた五虎退。
手ぬぐいを頭にのせる五虎退が可愛い。
薬研藤四郎が、手ぬぐいから泡々を作り、ふーと鶴丸国広に飛ばします。
燭台切光忠「鶴さんが疑われるのも無理がないよね」
お酒を飲み、うっすら頬が赤いです。
鶴丸「こういう時は、一番意外なヤツが犯人だったりするんだ。大和守にイタズラなんて絶対にしそうにないのは」
アヒルがぶ~と大倶利伽羅にささります。
山姥切の転がった時の音のように、ここでもなんか赤ちゃん的な音が(笑)
そして、アヒルと心を通わせる燭台切。

※そして大倶利伽羅といえば、5話のホストですか。ちなにみ5話でも、鶴丸と燭台切がお風呂に入ってますね。そして薬研はホストの1人と

前田藤四郎が、軒下に聞きにやってくる。
今剣岩融石切丸三日月宗近小狐丸がいる。
三日月「これは、池田屋で何かが起こっているのかもしれんな」
小狐丸「何かとは何ですか?」
三日月「大和守…もし、歴史を改変しようとすれば…
一期一振、鶯丸の緊張ときて、三日月宗近が答えをいいます。123リズムです。
で、新撰組の者たち、また清光ならなんとかしてくれると。
三日月「無事を祈ろう…」

ここで以前に歴史を変えようとした今剣がいるのが大事ですね。
※そして今剣話といえば9話

これで全員登場したのかな。
そして、各話を感じさせるシーンでしたね。

安定と沖田総司

沖田総司が2階の部屋で戦っている。
血を吐く沖田。
そして安定も部屋に到着。

沖田総司が、相手の胸に刀を深くさすと、刀の先が少しポロリを欠ける。
これは折れたということになるのかな?

安定「沖田くん!」
沖田「いかん!お前、何をやってるんだ。僕をやるべきことやらない理由にするな。迷惑だ。刀を抜け!
そして、ついに刀を抜こうとする安定。
ヤバイよヤバイよ~

一方、屋根の上。
遅すぎる安定を心配する。
そこへ、敵の検非違使(けびいし)が登場!
兼定「殺気が半端ねーな。どのくらいつえーんだ?」
清光「俺くらいじゃない」
強さの表現セリフがわかりやすくてイイですね。相当ヤバいことが。
清光は、戦闘ではトップを走ってますから。

(Bパート)安定と清光

刀を抜いて戦う安定。
ついに覚悟を決めてしまいました。

一方、清光側。
検非違使とバトル。厳しい戦い。
陸奥守は弾がない。兼定は膝をつく。厳しい状況表現。

清光「ごめん
長曽祢「なぜ、お前が謝る
清光がみんなが行くように進められるのでなく、清光自身が行こうとするのがよい。
こんな厳しい状況だからこそ、重さが増す。
また「ごめん」一言で、みんなに通じるのが粋。

そして、安定の元へ走る清光。
走り方が、ピュシューと素早い走りでなく、タッタッタッとリアルな走り。
そこがリアリティが出てイイですね。ファンタジーから現実へ。

兼定が倒れる。
国広が必死に呼びかけるが応答がない。そこへ敵。
兼定が立ち上がる。
兼定「お前を一人にするわけねーだろ
より緊迫感を重く。

池田屋に到着する清光。
生々しい浪士の遺体、戦いの後をまずみる。それによって重さが増す。
そして壊れた花丸ヘアピンをみつける。
戒めがとけてしまったことに気づく清光。

一方、陸奥守と長曽祢。
長曽祢「それに、待っている弟達もいる
前回の長曽祢ストーリーのアヤもしっかりと繋げます。
激しくバトル。長曽祢が敵を切る。
微妙にゆっくりな動きなのが、長曽祢の力強い重さが出ててイイ。
陸奥守の弾の発射。
あれ?弾切れだったんじゃ…弾こめればOKなの?

池田屋の2階へあがる清光。
そこへ、浪士を吹き飛ばし、浪士の前にたちはだかる安定。
顔が真っ黒です。闇に落ちました表現。
折れたのは刀でなく、心でした(上手いこといった!笑)。
怖い顔で殺そうとするところへ、清光が安定にタックル。

清光「何やってんだお前!
安定「きよ…みつ…僕は
清光「俺の目を見ろ。お前の今の主は沖田くんじゃない!
差し出す壊れた花丸ヘアピン。

前回の「僕の目をみて」といった安定が懐かしいです。
もちろん、そのアヤになっています。
しかし、その時は安定も心は決めていたんでしょうね。

涙して清光が自分の想いを、必死に語ります。
清光「主のあたたかい気持ち。本丸でまってるみんなの気持ち。思い出してくれよ!
そして清光の手をとる安定。
みんなの顔がフラッシュバック。

沖田くんの問い

安定が目を開けると、あたりは真っ白で目の前に沖田くんが。
沖田くんが問います「お前のやるべきことはなんだ?

安定「守るもののためです。僕には大切な場所が、主がまっているんです
そして桜が咲きました。もちろん咲くのは本丸ではなくココです。

沖田「お前もその刀で、やるべきことを果たせ
沖田くんが静かに去ります。ぐぐぐと去る沖田くんを見る安定。
清光「帰ろう。俺たちの本丸に

リアルでの沖田くんとの会話でなく、ファンタジー会話です。
「おいおいリアルで会話してないじゃん」とか言うのは無粋です。

バトルの決着

最後の歌詠集ミュージック『いつ、何時も』が流れます。

リアル沖田くんも戦いが終わりました。
というか、池田屋の戦いで沖田総司が亡くなるのかと思っていたけど、違うんだ(歴史をよく知らない)。
まあ、あえてそんな風に演出したのかな。

兼定「オレは和泉守兼定!実用性一辺倒じゃあ、華がねぇ。見た目だけじゃあ話にならねぇ。その点俺は、どっちもそなえている。そうだろ?」国広「うん!
羽織を脱ぎ、格好良く敵を切ります。
語るのが兼定です。もちろん語って決めます。

一方、陸奥守と長曽祢。
長曽祢は気絶中。2人のピンチ!
そこへ、安定と清光がさっそうと助けにきます。
安定が切った後、手元のアップでピシンと刀をおさめます。バトルの終焉の知らせ。
今話は、安定が刀を出したところからバトルが始まりましたので。粋な終わりです。

ちょっとアレ?と思ったのは、助けにきてもっと戦うのかなと思いきや、あっさりバトルが終わったところ。もう少し敵とバトルか、なんかボス的な敵がいるのかと思いきや、そうでもなかった。

師走(12月)

安定が主に話をする。
そして、安定が1人修行の旅へ。
清光が安定の旅立ちを見送ります。
時空ワープする安定。

というか、過去にいって修行とは?
いや、そんな細かいことはゴチャゴチャいわないのが花丸か。

卯月(4月)

大樹の桜がまた咲きました。
みんなが桜をみて、この木について語る。
長谷部「この木にも見守られ、主にも見守られ、この本丸はめでたいな」
ちなみに「この本丸は、めでたいね」は6話タイトル。押します。

清光「まだ?みんな待ちくたびれてると思うよ
安定「ちょっと待って。みんなに会うの久しぶりだな~
あれ?帰ってくるの早っ!

新・花丸ヘアピンを差し出します。
清光「安定がいない間ひまだったからさ。デコっといたよ
流行りに敏感なので、もちろんデコもやります。
普通に直すだけじゃないのが、工夫があってイイ。

大樹に集まっているみんなの元へいく清光と安定。
安定「ただいま
みんな歓迎してくれる。

博多藤四郎「帰ってくるのが遅かよ
多分、視聴者のツッコミに対するフリのセリフだろうな。
「帰ってくるの早っ!」に対する(笑)
博多のセリフから「イヤイヤ、勝ってくるの早いから!」と2度目のツッコミで、なんか少しは許せる感じになる。まあ、花丸だしなと。1回ツッコミよりは、2回ツッコミ。

そして、安定の独白。
安定「これからもよろしく」と桜に向かって言う。
桜がさわさわ。
三日月宗近「おー、桜が返事をしたようだ
やっぱり、おじいちゃんが言うと締まる。

陸奥守「よーし、全員集合したかえ。桜の前に並ぶぜよ
みんなで記念撮影です。
カメラを買ってもらった記念の撮影です。
雰囲気で記念撮影じゃなく、買ってもらった記念で撮影というのが花丸っぽくてイイ。
しかも、カメラは進化をとげました。
ダゲレオタイプから、写ルンです、最後に一眼レフと。
そして長谷部の財布空っぽオチ。

撮影です。
清光「はいはい、主役は真ん中に座るよ
メタ発言ですかね(笑)

カシャ。
全員が一枚の写真におさまりました。
もちろんよくみると、いままで繰り広げてきたネタが散りばめられています。
ツッコミどころは満載です。

オチ

安定「ねえねえ、ちょっとこれ可愛いすぎるんじゃない?
清光「別にいんじゃない。似合ってると思うよ

池にうつる自分をみる安定。頬をそめ照れる。可愛いです。
安定「やっぱり派手すぎない

1話のオチをサンドイッチで、最終回でおとしました。
繋がりが生まれよいです。さらにゆるくてイイです。

ED

過去のシーンのプレイバックと共に、OPの曲が流れる。
懐かしいかぎりです。

ED終わり

みんな「このアニメは、とある本丸のとある刀剣男士たちによる花丸な日々の物語でした!
最後にこれがきました。
ここ大事ですからね。いろんな意味で(笑)

エンドカード

「たいへんよくできました」の花丸マーク。
そして2人とも新・花丸ヘアピンをしている安定と清光。
腕をクロスしている。
そういえば、腕をクロスしてお互いに酒を飲ませる友情の証みたいなのがあったな。
あれ、どこでみたんだっけ…

まとめ

安定ストーリーの最後の終わり方は、思ったよりシンプルに終わりました。
もっと生々しい展開になるのかなと思ってましたが。
例えば、安定を歴史を変えてしまって、歴史を戻すために沖田くんを倒さざるえない状況になるとか(池田屋で沖田くんが死ぬのが歴史だと思っていたので)。
まあ、花丸としてはシンプルな終わり方でも十分良いのかな。

しかし、安定の「未熟エンド」という形になったのが弱いです。
とある本丸で過ごしてきた安定が成長して、その成長の結果がみられるかと思いきや、のまれてしまい、最終的には清光の助けによって、大切なことに本当に気づく結果となりました。
自分の力だけでは、まだまだダメな未熟な安定という結末に。
まあ、「戦いの強さ」の成長は見せましたが。

そういう流れでもいいのですが、普通のストーリー系ですとその後に、その大切なことを気づいて、最後に安定が「行動」として何か示したりするのですが、それも無かったです。
なのでパンチが弱いです。
普通だったらラスボスがいて、それを倒すとかなんですけどね。
その変わりとして、「安定の一人旅」という行動を置いたのでしょう。
まあ、あっさり帰ってきましたが(笑)

とは言っても、花丸は少し形式が違う物語ですからね。
安定は物語上では主人公だけど、主人公じゃないところもありますから。
あえて、普通の主人公のように強く終わらせたくなかったのかもしれないですね。
普通に強く終わらせると、物語としては普通にまとまってよいのですが、安定が主人公として強く目立ってしまい、他のキャラの印象が弱くなる。
また、安定のためだけにいたキャラという印象にもなりかねない。
なので安定だけ強く目立たせるのは、『刀剣乱舞』という形としては不味かったのかも。
だから一応主人公で目立ったけど、バランスとって「未熟エンド」で主人公感を弱めると。
花丸は、ただ普通のストーリー系のようにやればいいわけじゃないですからね。

ちなみにAパートは意外にも、ノンビリした「とある本丸」を描いていました。
花見でカラオケ歌っていたり、笑い袋で遊んでたり、筋肉自慢してたり(笑)
さすがに最終回ではやらないだろうと思っていましたが、やるのが花丸でした。
もちろん、これらにも意味はあるのでしょう。
安定らに何らかの危機を感じつつ、ノンビリすると。
ある意味、安定らをみんなが信じているからこそ、ノンビリできると。
または、各話を思わせるシーンになっていて、安定が今まで通ってきた道みたいな表現でもあるのかな。安定ストーリーのオチの前フリとして。

とにかく物語のテーマは十分に伝わったので、よかったと思います。

簡単に全体の感想。
作品としては、よかったと思います。思った以上に楽しめた作品になりました。
面白いネタもいろいろありましたしね。
始めの方は、ソコソコな感じで無難に展開するのかな~と思っていましたが、シナリオも技術的にも高かったし、演出もよかったし、作画も丁寧に描かれていましたし、いろいろアイデア満載で工夫もされていてよかった。
下手くそな作り手だと、簡単にダメな作品になってしまう難しいものをよく仕上げたと思います。
マイナスな点としては、やはりパンチですかね。一応バトルものとしてはパンチが弱いです。まあ、女性向けに雰囲気重視だったのでしょうけど。なので、男性にはちょっと物足りなさがあるかもしれませんね。

詳しくは、後ほど掲載する全体のまとめの「総括」で書きたいと思います。
主に技術的な面に関するまとめの記事ですので、興味ある方はご覧になってください。
それでは、また。

出典:アニメ『刀剣乱舞-花丸-』製作委員会/アニメ『刀剣乱舞-花丸-』(BS11 2016年12月19日放送)第12話