私は、若い頃からトイレが近かった。
小さい子供の時も近い方だったかもしれないが、ハッキリと意識したのは学生時代。
中学の頃に、休み時間のたびにトイレにいっていたが、周りはそうでもなかった。また、たまに授業中に手をあげて、よくトイレに行くのも自分だった(恥ずかしい!)。
その辺から、自分は他の人と違ってトイレが近いのだなと認識した。
トイレの周期としては1時間、またはさらに近くて30分。通常の人が2時間の周期と考えると、たしかに近い。冬の寒い季節や、水分などを飲みすぎた時などは特に酷くなる。
しかし、面倒さは感じていたが、それほど気にはしてなった。そういうものだと。
そして、大人になってからも、やはりトイレは近かった。
黙っていても、もちろん周期は長くはならないし、改善はしない。
しかし、大人になるとさすがに不便さを感じることが多々でてきた。
仕事で長時間、外へ出ることなどもあるので、外出先でトイレを探したり、相手の会社でトイレを借りたりと面倒なこと、この上ない。また、クライアントから少し変な目で見られることもある(いや、それはただの妄想か)。
そのような状態だったが、特に何かしようとは思わなかった。
トイレの近いことを「頻尿」と呼ぶみたいだが、それは何かの病気かもしれないし、もし治すとなると痛そうな治療があるんじゃないか!とか、いろいろと恐ろしい想像がふくらむので考えないようにしていた。ネットで調べるなんて、もっての他だった(怖っ)。
そんな感じで、過ごしていた。
「ガッテン」の放送で天啓をえる
そんな時に、夕飯の食事中にたまたま見たのが、生活や健康の話題を取り上げているNHKの人気番組『ガッテン』(昔は、ためしてガッテン)。
その日のお題は、「快尿!おしっこトラブル 全部解決の5秒ワザ」というもの。
簡単にいうと、「おしっこが近い」「漏れちゃう」「残尿感」のある人に対して、膀胱を柔らかくすると良くなりますよ!という趣旨のお話。
特に意識して見ていたわけではないが、その中の話でピン!とくる話があった。
その話は、頻尿に悩んでいたある男性の体験談の話。
若い頃からトイレが近いことに悩んでいた2、30代くらいの男性が、結婚式をさかいに、あることをしたことでトイレが近いのが治ったという話だった。
まさに、自分と同じような状態の人だったので、これは!と思った。
もしかして、これをやると同じように治るんじゃないかなと強い期待がわいた。
で、その方法というのは、簡単にいうと「トイレを我慢すること」(笑)
膀胱のお知らせセンサー
詳しくいうと、膀胱というのは「お知らせセンサー」があるよう。
ある程度の尿がたまると「そろそろトイレを探しておいた方がよいですよ」とお知らせをしてくれる。それは、「限界のお知らせ」でなく「事前のお知らせ」。簡単にいうと、学校の「予鈴」のようなもの(まだ、授業は始まりません)。
しかし、そのたびに直ぐにトイレにいくことが習慣となると、これが限界なんだとセンサーが判断して、さらに早いタイミングでお知らせをするようになってしまう。もっと膀胱に貯められるのに、ちょっと貯まっただけで過敏にお知らせをするように。
それによって、トイレが近いという状態へ。
学校でいうと、予鈴のたびに皆が教室に入っていたら、先生が「なんだ、そんなに勉強したいのか。じゃあ、授業時間を早めてもいいな」と判断して、休み時間が減って予鈴がもっと前になるようなもの(笑)
考えてみると、尿意をもよおすと直ぐにトイレにいくような子だった気がする。
そういう不安とか過敏に反応する子だったからな~そりゃあ、トイレが近くなるわ。
まあ、尿意がきたら直ぐトイレに行くことが、単にクセになってただけかもしれないが。
ガッテンの対策方法を試してみる
そのような仕組みのようなので、簡単にいうとセンサーを正常に戻せばよいようだ。
正常な量が貯まった時に、お知らせセンサーがなるように。
なので、少しずつトイレを我慢をすることで、じょじょにセンサーが改善されていくと。
そして、番組で放送された改善方法を、実際に試してみることにする。
やることは簡単だし、やはりトイレが近いと面倒事があるので、治れば良しだ。
以下が、公式の方法。
【オシッコトレーニングの方法】
・いつでもトイレに行くことができる家などで行う
・尿意がきたらまずは5分。次に10分というように少しずつ我慢する時間をのばす。※目標は、「トイレは、前のトイレから2時間以上たってから」。
※我慢するとき、お尻体操をすると尿意が紛れます。
※すでに泌尿器科の治療を受けている方は医師と相談して下さい。「ガッテン」公式サイトから引用
フリーランスで、ほとんど家にいるので毎日の実践は可能だ。
とりあえず、尿意がきてから「10分」ぐらいの我慢から始めてみる。
実際にやってみると、10分くらいなら何とかなる。
我慢はできる。
ちなみに、あまり水を飲まないとか、そんな余計なことはしてません。いつもどおり生活しながら実践。
そして、何日か10分を試して、問題なくできるようになったなと思ったら20分へ。
それも何日か試しクリアし、30分とじょじょに増やしていった。
そんなに都合よく、段階的に時間を伸ばせないんじゃないかと思っていたが、杞憂だった。私の場合は、特に問題なく段階的にできるようになっていった。
そんなこんなで進めていたら、いつの間にかアッサリと普通に2時間、我慢できるようになった。
普通の人の状態になっていた。
思った以上にアッサリと改善されたので、拍子抜けという感じだ。
正確な実践した期間はわからないが、2ヶ月は確実にかかってないし、下手したら1ヶ月もかかってないかもしれない。
ただ我慢するだけで、長年悩んでいたことが、こんなにも簡単に。ビックリだ。
そうして、トイレが近いという頻尿は治りました。
おわり
それから、だいぶ時が経ちましたが、今も普通に2時間くらいの周期です。
特に問題はありません。
しかし、頻尿といってもいろいろなケースがあると思いますので、たまたま私が上手くいっただけかもしれません。試す場合は、ご自身の責任でお願いいたします。
詳しいことは、以下のガッテン公式サイトをどうぞ。
ちなみに、さらに「お尻体操」をすると良いみたいですが、私はあまりやりませんでした。
一応、毎日やりましたが、朝だけ5秒を「3回」ぐらいしかやってません(笑)
それでは、トイレの近い頻尿がアッサリと治った話でした。