木造2階建て一軒家でのネット環境は、1階のモデムのある部屋から、長~いLANケーブルを2階の自分の部屋にもってきて接続している。
しかし、2階の部屋にケーブルを常に直接つないでいる状態ではなく、普段は廊下にケーブルをおいていて、使う時だけ部屋のドアを開けケーブルを引っぱってきて繋ぐという状態。
なので、ケーブルを出したり閉まったりと、けっこう面倒。
しかも、その行為がうるさく、夜遅くだと周りの寝てる人に迷惑となり気をつかう(ケーブルが壁にビッタンバッタン当たるし…)。
ちなみに、無線LAN(Wi-Fiルーター)は無いことはない。
ずいぶん昔に買った「アップル AirMac Express A1089」がある。
2004年製のIEEE 802.11b/g (2.4GHz)。
その昔、こちらを1階に設置し、2階で受信してみたが全然ダメだった。
電波が届かないわけじゃないが、受信が弱く速度がぜんぜんでないし、接続が途切れがち。なので、これを使うのは同じ部屋内で複数の機器に接続する時ぐらいだ。
そのような状態だったのだけど、ふとネット環境をもっと楽にしたいと思った。
あれからだいぶ時がたったのだから、最新の機器なら上手く電波が飛んでるかもしれない!
私の知らないところで、ビュンビュンとみんな受信してるかもしれない!
そうすれば、ケーブル出したり閉まったりという面倒な作業もなくなるし、複数のパソコンに繋いだり外したりがなくなるし、いろんな部屋で受信して使えそうだし、いいことづくめだ!
そんなことを思い、無線LANを購入することを考えた。
ちなみに、現在の環境はこちら
- OS:windows7、andorid
- ネット:フレッツADSL
ネット調査
もちろん、無線LANについては、ぜんぜん詳しくないのでネットで調べてみる。
そして、調べるといろいろわかった。
- 価格は、3,000円~2万円程度
- 価格が高いものほど性能が良い
- 使う部屋の大きさ、また転送速度によって、機器の価格帯が変わる(1R~3LDK、一軒家など)
- 「11ac」が最新
- アンテナが多い方がいい
- 「ビームフォーミング機能」というものがあり、狙いをすまして電波を飛ばし、受信精度をあげることができる(受信する側の機器が対応してないといけない。対応してない場合は、専用の子機をつけると使える)
なるほど。単なる電波をとばす機械と思っていたら時代は進化していた。
3,000円程度の安いものが売っているから、それでいいかなと簡単に思っていたけど、そういうわけでもなかった。
性能によって値段は変わり、部屋の大きさによって値段は変わると。
そうなると、一軒家に対応したものを選ばないといけないわけか。
レビューをみると、最近のものは一軒家の2階に十分飛んでいるという話もあるか…
最新の「11ac」はより遠くまで飛び、速度が11nが600Mだったのに11.5倍の6.9Gもでるよう。
まあ、そんな容量つかうことないけど。
メーカーの評判を調べてみる。
主なメーカーは、「I-O DATA」「バッファロー」「NEC」。
いくつかのサイトを見た感じとしては、1番人気「NEC」、2番人気「バッファロー」、最後が「I-O DATA」という感じだ。そして、値段の高さもその順。
それらの情報から、候補を決めて検討する。
比較する
一軒家で使用できるレベルで、このぐらいの接続速度があれば十分というところで「2.4GHzの場合 300Mbps/5GHzの場合 867Mbps」辺りの製品に狙いを定める。かつ、製造年月日が新しいもの。
そして、メーカーごとに以下の3つが候補としてあがりました。
I-O DATA Wi-Fi 無線LAN ルーター WN-AC1167R 2階建/3LDK向け
- 2016年8月発売
- 無線LAN規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac
- 転送速度:2.4GHzの場合 300Mbps/5GHzの場合 867Mbps
- 接続環境:2階建て(戸建て)、3LDK(マンション)/同時接続 8台
- その他:ペイバック保証、専用電話サポート
(補足)
「ペイバック保証」とは、万が一にネットに接続できない場合に返金してくれるというサービス。そして、土日もサポートしてくれる専用電話窓口があり。WiFi設定が難しそう…という初心者には優しいかも。
BUFFALO WiFi 無線LAN ルーター WHR-1166DHP4 3LDK 2階建向け
- 2017年4月発売
- 無線LAN規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac
- 転送速度:2.4GHzの場合 300Mbps/5GHzの場合 866Mbps
- 接続環境:2階建て(戸建て)、3LDK(マンション)/同時接続 9台
- その他:中継機能あり、ビームフォーミング、AOSS
(補足)
「AOSS」とは、親機と子機の両方で同時にAOSSボタンを押すだけで、簡単に無線LANの設定ができる機能。
NEC Wi-Fiホームルーター Aterm ブラック PA-WG1200HS2
- 2017年6月発売
- 無線LAN規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac
- 転送速度:2.4GHzの場合 300Mbps/5GHzの場合 867Mbps
- 接続環境:3階建て(戸建て)、4LDK(マンション)/同時接続 ?台
- その他:中継機能あり、ビームフォーミング
(補足)
NECには、ほぼ同じ性能の「WG1200HP2」があるが、あまり必要でない「バンドステアリング機能」を無くしたのが「PA-WG1200HS2」とのことらしいです
パッとみると基本的な性能は、ほとんど同じ。普通に親機として使うだけなので、どれを選んでも特に問題はなさそう。あとは性能でいうと「ビームフォーミング」とか「中継機能」などがいるかどうか。最後は、価格の問題かな。
購入する
そして、検討した結果「バッファロー AirStation HighPower Giga WHR-1166DHP4」を購入することに決める。
選んだ理由としては、メーカーの評判、また細かい性能が上ということで「NEC」か「バッファロー」。後はどっちでもよかったので、価格が少し安めのバッファローという感じで単純に選びました。また、ランキングでは売れ筋でもありましたし。
ちなみに、無線LANには難しい細かい機能がさらにたくさんあったりしますが、初心者にはよくわからなかったので、基本性能だけを考え、後は無視しました。
といったことで、こちらで決定!
実際に設置してみる
さっそく購入し、届く。
届いたものを開けてみて、「ちっさ!」と思った。
家のモデムより小さいじゃん。しかも「軽っ!」。
後はプラスチックな感じから、「安っぽ!」とも思いました(笑)
まあ、今はそんなものか。
無線LANにケーブルを接続し、windows7パソコンの無線接続をし設定する。
設定するのは、説明書どおりにやればそんなに難しくない。
しかし、1つだけ迷った点があった。
windows7のタスクトレイの電波マークから無線を接続しようとすると、接続できる名前のSSIDが2つ存在している。
「Buffalo-A-XXX」と「Buffalo-G-XXX」
「これはどっちに接続すればよいのか?」と迷う。説明書には詳しく書いてない…
ネットで調べてみると「Buffalo-G-XXX」は2.4GHz帯で、「Buffalo-A-XXX」は5GHz帯の接続となるよう。お好みでどうぞ、ということだ。
2.4GHz帯だと、11n/11g/11bの機器が使え、5GHzよりも電波が遠くまで届くが、同じ周波数帯の機器に干渉され通信が不安定になることも。
5GHz帯だと、11ac/11n/11aの機器が使え、電波干渉を受けにくいが、壁や天井などの障害物に弱く、通信距離が長くなると電波が弱くなる。
どっちがいいんだろ…
結局は、2.4GHz帯の「Buffalo-G-XXX」に接続した。
5つの棒がある電波マークのアンテナを確認したら、どうやら「G」の方が電波がよかった。「G」がアンテナ4~5本たっているのに、「A」は2~3本といった感じ。5GHz帯の方が新しいけど、きちんと通信することが大事なので「G」の2.4GHz帯で。まあ、環境によって変わってくるんでしょうね。
とにかく、無事に設定を終えました。
そして、1階に無線LANをおいて、2階のパソコンで受信してみる。
有線の時とほぼ同じくらいに速度がでてるし、途中で変に接続が切れることもない!無線で普通にネットが使える!
少しは速度が落ちるのかな?とは思っていましたが、家の場合だと特に問題ありませんでした。いや、そもそも古い無線LANにガッカリしていたので、普通にネットできるのか疑ってましたがアッサリできました。いやー、最近の機械はすごいですね。
これで、有線LANのケーブルを出したり閉まったりがなくなり良かったです(笑)
ちなみに、2階と1階の距離としては、2階のすぐ下の部屋の隣りの隣りの部屋に無線LANを置いています(1部屋8畳ていど)。
さらに、私のandroidスマホ「Zenfone GO」を2階で受信すると、電波マークは3本中1本でした。こちらは受信はいまいちのよう。とはいっても、特に途切れずに接続はできます。サイトは普通にみれますし、Youtubeの動画も普通にみれました。
おわり
このような感じで、ネットライフがだいぶ改善されました。
快適にネットをしています。
古い無線LANでガッカリした人、超長い有線LANケーブルで接続している人、2階建て一軒家で無線を考えている人は最新の無線LANを試してみてはどうでしょうか。
それでは、無線LAN(親機)の購入レビューでした。
さらに、ビームフォーミングの「子機」を購入して試した記事はこちら。