どのような意図で制作したのかの解説を読んで、絵の理解力をアップさせるシリーズ。
私が自分の「作品ブログ」で制作した、記事のキャッチ画像のイラストを例にあげます。
より制作意図を理解するためには、各ブログ記事をご覧になってからどうぞ。
また、基本的な「制作情報」と「目次」は「【制作例から絵の解説】田舎の母に捧げるバラッドK 目次」をご覧ください。
学ぶことが多い毎日
話の中にでてくる「ヤカン」をモチーフにしようと考える。
「単純」な道具のヤカンのはずなのに、「複雑」な操作機器がつけられているヤカンという感じをイメージする。
母は複雑な機械の操作ができないが、それはそれでいいのかもしれない。人は勝手に複雑にして苦しんでいるだけかもしれない。そんな皮肉な意味をこめて。
あとはメーカーのマークのように「S.T.C」をそえる。
色は、ヤカンは普通にグレーベース。
細かい機器は、少し未来ちっくになるように、適当に明るい色でバランスとる。
クマが現れたんだって?
現れたのはクマではなく、困った(クマった)僕だったというイメージが浮かぶ。
そこで、僕が実家に帰ってきたような様子をイメージ。
「目」があるとキャラクター性がでて特徴的になりぎるので、メガネをかけて弱める。
まあ実際、メガネをかけているので。
あとはクマの胸に「S.T.C」の名札。
色は、普通にクマを黒とか茶とかだと地味になるので、明るい色を使う。
また、実際に現れたのはクマではないので、そういう色をさける。
田舎の緑に、「印象的な帰還」という意味で、ややインパクトあるまわりの配色で。
隣人がうるさい…
記事から、普通に「耳栓」をモチーフに使うことを考える。
もちろん耳栓だけだと地味な絵になるので、「S.T.C」を飾りとして工夫する。
耳栓も形としてみると拳銃の弾のようにも見えるので、記事内の隣人のドアを叩く様子を、銃をうったかのように表そうと思いつく。
そのために「S.T.C」を漫画の「衝撃マーク」みたくする。
漫画であるような、銃で穴が空いたかのように、○を並べて文字を形づくってもよかったかな?あと「.」忘れてるし…
色は、耳栓とわかるように、よくある黄色を使う。
「S.T.C」は「衝撃的な感じ」の表現として、激しい色をおく。