扇風機の「弱」が強いと感じる。
若い頃は、それほど気にならなかったけど、最近は年をとったせいなのか、そう感じるようになった。
普段でも外に出ると、電車や店の中のエアコンもすごい寒く不快に感じますし、体質的に人より敏感なのだろう。
まあ、理由はそれだけじゃなく、「距離」の問題もあるかも。
自分の部屋においている扇風機と、自分が座っている距離が1mほどしかない。
いろいろと物をおいているせいで、あまり離しておくことができない。
なので、近いせいで寒く感じやすくなるというのもある。
ちなみに、部屋ではエアコンも使っているが、ガンガンに寒くするのは好きじゃないので、「28度~30度」程度で軽く冷まし、その上で扇風機を使うというのが私のスタイル。
そしてその扇風機が、団扇くらいのそよ風なら理想的です。
そういったことから、最近その理想の環境を求め、「そよ風アイテム」などを使い扇風機の「弱」の風をより優しくする実験してみました。
その結果、どうやれば風を弱めることができるのか、いくつかの対策方法をみつけましたので、ご紹介します。
同じように困っている人の参考になればと思います。
※検証につかった扇風機は「SANYO EF-30TR1」(2006年製)
(対策1)風を壁に反射させる
お手軽に風を弱める手段としては、扇風機を壁の方向にむけ、壁に当たった反射した風をあびるという方法。それによって、風が弱くなります。
個人的には、その手は以前からやっていました。
しかし、私の部屋では壁との距離が近いせいか、反射してくる風が強く感じる。
多少は弱まっているが、まだまだ。
距離があるケースでは、よい手ではありますけどね。
(対策2)「そよ風 広ガリーナ」を装着する
ネットで調べていたら、面白いアイテムがありました。
それが、山善の「そよ風 広ガリーナ YA-F28(GR)」。
家庭用(羽根直径30cm)の扇風機に装着することで、風を広範囲に拡散させ、冷えすぎない優しく心地よい風にするというアタッチメント。
山善の扇風機だけでなく、どのメーカーの扇風機でも装着できます。
形はとってもシンプルで、まあ形から考えると確かに多少は弱まるかな…と思えるやや胡散臭さのある代物。購入した方の多少のレビューからは、まあそれなりの効果がある感じです。
そして、実際に購入してみました。
装着は磁石でくっつけるのですが、扇風機にきちんとはりつきました。簡単です。
多少強めの磁石で、そう簡単に落ちなさそう。扇風機を「首振り」にしても落ちない。
ちなみに、樹脂製(プラスチック製)の扇風機ですと、もちろん磁石がくっつかないので使用できません。
そして、扇風機を「弱」でまわしてみる。
…確かに、風は弱くなりました!
アタッチメントが1/3くらいおおっているので、単純に風が2/3の勢いにはなるのでしょう。
また、形状から、風が進行方向とは別の方向に流されている感じが。
なので、2/3からさらに少しは勢いが弱まっている気がします。
しかし、悪くはないのですが、個人的な理想としてはもう少し弱ってほしい。
まあ、壁に当てて反射させることで、さらに弱り、丁度よくはなりましたけど。
(対策3)「扇風機カバー」を装着する
次なる手は、「扇風機カバー」というアイテムを使う方法です。
網目のネット状になっているカバーを、扇風機にかぶせるというもの。
それによって、扇風機の風を優しくするという手です。
通常の扇風機カバーの使用目的としては、小さい子供が扇風機に指を入れないように、防止のために購入する人が多いみたいです。後は、ホコリがつかないためだったり。
そして、本来は風を弱めるためのアイテムというわけでもなさそうですが、商品によっては風を弱める効果をうたっているものもあります。
さっそく、扇風機カバーを100均のショップで購入してみました。
妙に値段の高いカバーもありましたが、実験なので安いものを。
カバーはどれも同じように思いますが、一応「扇風機の風をやさしくします!」と商品に書かれているものを選択。後は、あまり目立たないようにシンプルな「白色」。
届いた商品は、まあ100均なだけあって、安っぽいカバーでした。
ネットもそんなに太いわけじゃなく、これで弱くなるかな…と少し疑問。
そして、扇風機にかぶせて試してみる。
…ぜんぜんダメ…
風があまり弱くなった感じがしません。かすかに変わったのかもしれませんが、わかりづらいほどの微差。これは失敗。
購入した人のレビューをみて、あんまり風の勢いは変わらないという話もあったので、心配してましたが予想があたりました。コレはダメ…ぜんぜん意味ないです…
と、そのへんを予想しておいて、実は同じものをもう1つ購入してました!
「重ねる枚数を増やすと、より風が弱くなるんじゃないかな?」と考えていましたので、余分に購入。我ながら抜け目がない…ネットだけに(笑)
そして、もう1枚かぶせ2枚のカバーにしてみる。
すると、キター!
風が確実に弱まりました!しかも、ネットの網によって風が細切れにされてるせいか、いつもより柔らかい風に!
これは、驚きでした。
1枚では全然ダメだったのに、2枚にしたら明らかに変わりました。
そんなに変わるの?というぐらい変わりました。確かに、2枚にすることで複雑に網目がおおわれ、抵抗が増えてる感じですし。
う~む、だいぶ理想に近い風になりました。
これでさらに、もう1枚カバーを追加したら、確実にもっと弱くなると思います。
試したいけど、2枚しか買ってないのが残念!機会があったら、もう1枚試したいところ。
扇風機カバーは、なかなか使えると思いました。
ちなみに、商品によって網目の太さや、細やかさが違うと思いますので、リアル店舗で探される方は、その点を注意して探してみるのも良いと思います。
あと、網目が太いネット上のものがあればいいだけなので、家にある網目の太い「洗濯ネット」とか「いらないレースカーテン」とかを、加工して扇風機にはりつけてもOKかな。手芸が得意な方なら。
まとめ
これらの結果、扇風機の風を弱める対策をするなら「扇風機カバー」が1番のオススメですね。
1枚では効果が薄いですが、2枚以上では効果があります。1枚増やすごとに簡単に風を微調整できますし、しかも100均なので安い。後はホコリもついでに防げますし。
これですと、夜中でも扇風機をつけっぱなしがイケるかもしれませんね。
もちろん、直接体に当てながらの睡眠は健康によくないですが、方向を調整し超微風を流すこともできそう。
もちろん、欲張りな方は、対策にあげたものを全部取り入れてもいいですね。
私は、広ガリーナをせっかく買ったので、扇風機カバーをつけた上で使用してます(笑)
少し風を強くしたいなら広ガリーナを外せばいいので、これはこれでいいかも。
ちなみに、広ガリーナは2017年4月に販売されたもので、来年も販売されるかは怪しいので、お求めの方はお早めに。
しかし、理想としては最近ウワサのDCモーターの扇風機が欲しいのですけどね。
今までのACモーターの扇風機と違い、静かで、省エネで、弱い優しい風を出せるといいますし。次に扇風機を購入する時は狙っています。この扇風機に、さらに今回の対策をおこなったら完璧ですね(笑)
扇風機の「弱」の風が寒いと感じる人は、今回ご紹介した手法を試してみてはどうでしょうか。理想の環境は、自らの手で作らないとですし。
それでは、よい夏の扇風機ライフを。
追記(21年8月18日)
結局は、微風をだせるDCモーターの壁掛け扇風機を購入しました!(笑)
床に置くタイプの扇風機だと、ちょっと置く場所がとられるので邪魔になってきたので、新たに壁掛け扇風機を購入することに。
DCモーターの扇風機の微風はちょうどよくて、音もすごい静かです。
購入レビューは、以下の記事を参考にどうぞ。