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【感想分析】アニメ『活撃 刀剣乱舞』 第6話を視る!

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物語を作る上で、読み解く力「分析力」が必要となります。
作品を「作り手の視点」の感想を読むことで、作り手としての視点を鍛えるシリーズ。
今回は、アニメ『活撃 刀剣乱舞』の第6話「本丸」の感想分析をします。

ちなみにゲームはやっていないが、花丸はみてます。
※ネタバレあり

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6話「本丸」あらすじ

本丸へ帰還した第二部隊。 会談を守り通すことには成功したものの、和泉守と蜻蛉切は時間遡行軍との戦いで深手を負っていた。
とくに大太刀との一騎打ちで瀕死の重傷を負った蜻蛉切は、審神者の手入れ後もなお昏睡状態が続いていた。
和泉守は時間遡行軍の企てを阻む過程で、仲間やその時代の人々や町に大きな被害が出てしまったことに、自らの指揮が正しかったのかと苦悶する。

感想

さて、今回はタイトルそのもの「本丸」回。
激しいバトルの後の休憩回となりました。

見どころは何と言っても、他の刀剣男士たちの登場でしたね。
和やかな朝食の時には、懐かしの花丸キャラクター達が登場してました(笑)
まあ、そんなに動いたり、喋ったりしたわけじゃないですが、なんとも感傷深いです。
ちなみに、五虎退の虎くんも、机の下にヒッソリでてましたね。細かい。

さすがに、花丸の主人公の大和守安定加州清光は登場しませんか。
彼らが出ると活撃の緊張感が崩れると思うので、出ないのでしょうね。
いや、最終回あたりには遊びで出たりするのかな~

そして、他のキャラクターとしてまともに動いていたのは骨喰藤四郎小狐丸
骨喰藤四郎は、薬研とのからみもあり、第一部隊の新入りと。チラチラと強調されているので、この後の話で少しキーとなるキャラクターなのかな?
小狐丸と三日月のおじいちゃんは、のんびり「芋けんぴ」を食して、相変わらずな茶飲み仲間でしたね(笑)

さらに、ラストの第一部隊の面々。
はじめの方の3人を見た時に、「こいつらはどこぞの高級ホストか!」と思ってしまいました(笑)
部屋の雰囲気もあいまって、そんなことを思ってしまいました。
しかし、第一部隊の隊長って山姥切なんですね。花丸の印象からは意外~
花丸では、ギャグ担当の一人でしたからね。

ちなみに、「こんのすけ」もいろんなパターンが登場してました。
みんながこんのすけなのか、こんの太郎とか、こんのざえモンなのか、いろいろ名前あるのか知らないけど。これってゲームでもこうなの?

しかし、新たなキャラクターが登場して盛り上がるのは、刀剣乱舞くらいなものなのでしょう。
新たなキャラクターを交えた今後の展開に期待がもてますね。

分析

それでは、技術的なポイントを視ていきます。

本丸の屋敷

花丸と比較すると、だいぶ高級感のある本丸でしたね。
とにかく広いですし、装飾も凝っている。
花丸ですと、どこか狭いし安っぽい屋敷でした。下手したら温泉旅館みたいな(笑)

このような違いが出てます。
もちろん作品テイストにあわせてのことですね。
花丸は「親しみ」で、活撃は「緊張」といった。

時空ワープ

第二部隊が、時空ワープから戻ってくる。その場所も凝ってましたね。
「鍛刀場」みたいな雰囲気で、ぐつぐつと火があったりとで。

まあ、「出陣する」ということは「刀剣男士を鍛える」という意味もあるといえるから、叩いて鍛える鍛刀場みたいな雰囲気にしたのかな。意味をこめて工夫してます。

鶴丸国永と堀川国広の検分

不思議なSF輪っかで、鶴丸国永と堀川国広の検分をしているシーン。
鶴丸が、国広の名前を当ててビックリさせて、「これぐらいで驚くなよ」という。
いつもの鶴丸の「驚き」アヤを使ってますね。
毎回、どこかで使うのでしょう。それもまた見どころなのかな。

ちなみに、検分している「こんのすけ?」が、竹刀でイキナリ鶴丸を殴ったのは衝撃的でしたね(笑)
もちろん、これも「驚き」ネタの一つなのでしょう。驚きネタの変形系。

また、検分そのものについての解説がありましたけど、そういう細かい設定で世界観をより深めていますね。
小さいことだけど、こういうこと大事です。

こんのすけ達の会話

こんのすけ?達が集まって会議していたシーン。
何か真面目な話をするのかと思いきや、「油揚げのランキング」についての話。
緊張の中にもユーモアまじえてますね。

そして、次に第一部隊に新入りが入り、第一部隊が優秀ということに対し、対決姿勢をみせる「こんのすけ」。
このシーンは、油揚げの話の対比がいいですね。
緊張と緩和という意味でもいいですが、2つの話がかかってますね。

新しい油揚げの登場で、油揚げランキングが入れ替わるかもしれない。
そして、第一部隊がいい気になっていると、第二部隊に足をとられますよ。

いわゆる「優劣」といった話が対比となっている。
対比となっているので、より深みでてるシーンになってます。
小さいシーンでも、ちゃんと工夫してますね。

懐かしの花丸メンバー

朝食の時に、懐かしの花丸メンバーが登場してました。
チラチラっとしか写ってないですが。

そういう「遊び」があると、ファンは嬉しいですよね。
また、花丸との繋がりが生まれますし。

そして、ラストは花丸には出てなかったキャラクターがバン!と登場。
メリハリも出ていいですね。

それぞれの戦いの後の反応

戦いを終えて、第二部隊のキャラクターがそれぞの反応を、ストーリーとからませてみせてます。

堀川国広は、朝食の時に鶴丸国永に問われます。
初出陣どうだったかと。

薬研藤四郎も朝食時に、骨喰藤四郎に問われます。
部隊ってどうよと。

後は和泉守兼定。こちらは一番強い反応をみせてますよね。
イライラしまくってます。
そして、三日月宗近に聞きにいき、問われることになります。

どう反応したかによって、それぞれのキャラクターをより深くみせてます。
今回のメインは、和泉守兼定ではありますが、その他のキャラクターの反応をみせるのも大事ですね。

和泉守兼定が三日月宗近に相談

和泉守兼定と三日月宗近の会話はよかったです。
三日月宗近のキャラクターがいいのかな。
真面目な話なのにオトボケだったり、また会話での合いの手のいいまわしがいい。
キャラクターが出つつ、シーンが盛り上がってます。

花丸でもそうでしたが、三日月宗近のような達人というか、師匠というか、そういうキャラクターがいると締まりますね。

おわり

第一部隊の出陣ということで終わりましたが、次回からは第一部隊編?
数話くらいかますのかな?

とにかく、前の話よりもっと面白い展開をもってくるのでしょうね。
今まで、回が進むごとに、もっともっとと盛り上げてましたから。

そんなラストまでとことん盛り上がることを期待しつつ、また次回。

出典:Nitroplus・DMM GAMES/「活撃 刀剣乱舞」制作委員会(BS11 2017年8月6日放送)第6話