S.T.Cの制作探求クラブ

創作の探求ブログ。主に「絵を描く」「物語を作る」について研究してわかった役立つ情報を発信。また日常についても少々

【感想分析】アニメ『覆面系ノイズ』第7話を視る!

物語を作る上で、読み解く力「分析力」が必要となります。
作品を「作り手の視点」の感想を読むことで、作り手としての視点を鍛えるシリーズ。
今回は、アニメ『覆面系ノイズ』の第7話「ぼくらの視線はようやく、交差したんだ」の感想分析をします。

ちなみに、原作の漫画は読んでいません。
※ネタバレあり

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7話「ぼくらの視線はようやく、交差したんだ」あらすじ

ニノへの想いに耐えきれなくなりつつあるユズ。悩むユズは、偶然出会ったモモの家を訪れることに。互いにギターをかき鳴らし、二人の距離は少し縮まるが、同時にユズはニノへの思いを募らせる。そんな中、イノハリ初のライブ出演が決定する。邦楽最高峰の夏フェス、「ROCK HORIZON」への出演。しかしそこにはモモが立ち上げたバンド「SILENT BLACK KITTY」の名前もあった。モモに会えると心を躍らせて練習に励むニノ。そんなニノをそばで見守るユズはついに意を決してニノを屋上に誘い出す――。

「覆面系ノイズ」公式サイトより引用

感想

さて、今回は「ユズとモモの友情」回。

前回は、ニノとミオウの女性チームの友情が語られましたけど、今回はユズとモモの男性チームの友情が語られました。
対比となっていて、わかりやすい展開ですね。

ユズが親とモメて学校にもいかず、プチ家出。そこへあらわれるモモ。
親の話をきいて、モモも親と上手くいってないので強く共感するのでしょう。
境遇の告白によって、2人の友情がさらに深まった感じに。

さらに、ニノに告白しようかな~とモモに告白する。
自分のことを告白しまくってます。
友情というのは、告白するから友情という愛が生まれるのかな(笑)
そして、背中押されるユズ。

もちろん、友情が強まったからこそ、ラストが決まってます。
えっ、オマエかよ!」と。
なんとも悲しい結末です。

しかしまあ、ユズの告白は失敗しますよね。
ユズの告白は「焦り」なのですから。
ニノがモモと会うとやべーよという感じの焦り。怖いから。
楽しようとしてもダメです。もちろん、それじゃあ上手くいきません。

そして、2章の始まりということなのでしょう。
ユズとモモのバトルの始まり。友情から敵へ。
さらに、もう一つのバトルのフェスへ向かう。

ユズとモモが一緒の時の和らいだ顔は、もう見れないのでしょう。
戦いは始まったのだから。

分析

それでは、技術的なポイントを視ていきます。

可愛いポイント

そして、自分をすごい探すニノと合い、ユズの「見るな!」って、ニノの顔を隠すのが可愛い。
「もっと、好きになってしまうがな」という感じですね(笑)
しかし、「もっと、苦しくなってしまうがな」というのも感じられる。
それもまた逆にイイ。

ニノがミオウにモモのことを聞く。
ニノの「モモのこと好きにならないでね」というのは可愛い。

ついでに、モモがユズに売れなさそうな曲と言われて喜んでいるのも可愛い。

3人の可愛いポイントが表現されている。
可愛さも大事ですよね。

ユズの家の事情

ユズの家では歌関係のことは禁止。
家に事情があるのはよいですね。キャラクターに深みがでます。

また、ユズは人魚姫なので、人魚姫に合わせてつけているところもあるのかな。
親の「音楽にかかわらないで!」というのは、人魚姫でいうと「人間にかかわらないで!」という感じなのでしょうか。
または、人間になった代償の足に突き刺すナイフのような痛みなのかな?

ストーリー構成

構成としては、ユズとモモの友情を盛り上げといて、ラスト落とすと。
ベクトルあげて、急降下。インパクトでます。

さらに、ユズが「ニノへの告白」という流れが、よりラストを強めてますよね。
もし、告白がない形でバレるのもインパクトは弱い。
「言いたいけど言えない」のがユズですから。人魚姫ですから(笑)

女性陣の次は、男性陣と

感想でも述べましたが、前回はニノとミオウの友情話。
そして、今回はユズとモモの友情話。
対比として、わかりやすい構成となっていますね。

どちらも強い感情の出来事があり、より友情が深まっています。
友情が強くなるから、恋愛も盛り上がりますよね。

6年前

ユズの家の問題は「6年前」のこと。で、モンモンと家出。
それに対し、ニノが昔を思い出しユズがいなくなるかもと慌てる。

6年前の想いをからめたのはよいですね。
6年前のことで悩み、6年前のことでニノが安らぎを与える感じが。

そして、2章の始まりとして、キーの6年前を思い出すシーンがあるのが良い。
もう一度思い出してから、2章始めましょうという感じでね。

焦り

ユズの告白はモモと出会うことで失敗。
感想でも述べましたけど、そこに「焦り」があったので、どっちにしろ成功はしなかった。

このユズの焦りというのは、「ニノの焦りのシーン」があったから、強く強調されたともいえます。
もし、ニノが焦っているシーンがないと違った印象を受けるでしょうね。

おわり

やっとお互いの顔を認識しての物語の再スタート。
認識するだけでも盛り上がるのが、少女漫画(笑)

しかし、モモが学校にいるとわかるとニノは猛アタックするかな。
教室までいって、追いかけ回す。
まあ、モモは当分休むのかな。『覆面系ノイズ』のキャラクターは休み好きだし(笑)

それでは、また次回。

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出典:福山リョウコ・白泉社/アニメ「覆面系ノイズ」製作委員会/アニメ『覆面系ノイズ』(BSフジ 2017年5月30日放送)第7話