物語を作る上で、読み解く力「分析力」が必要となります。
作品を「作り手の視点」の感想を読むことで、作り手としての視点を鍛えるシリーズ。
今回は、アニメ『活撃 刀剣乱舞』の第1話「出陣」の感想分析をします。
ちなみにゲームはやっていないが、花丸はみてます。
※ネタバレあり
1話「出陣」あらすじ
審神者により宿された付喪神――刀剣男士。
和泉守兼定は、歴史を改変すべく現れる時間遡行軍からとある積荷を奪取するため、初陣の堀川国広とともに幕末の世に出陣する。
辛くも任務を成し遂げた二振りに下されたのは、新たな指令。『文久三年のとある城下町に、新たな時間遡行軍現る』と。
わずかな情報を頼りに、現れる遡行軍を迎え撃つ和泉守と堀川。しかし数で勝る遡行軍には二振りだけでは太刀打ちできず、窮地に陥ってしまう。そんな二振りの前に現れたのは、彼らの主“審神者”だった。「活撃 刀剣乱舞」公式サイトより引用
感想
『刀剣乱舞 花丸』を以前に分析して、そして今回『活撃 刀剣乱舞』の分析となります。
他のアニメ展開があると思ってましたが、さっそく来ましたか。
花丸では、のんびり日常が展開されましたが、活撃はテイストを変えた感じのようですね。
バトルも花丸では、静止画の美しさでみせるようなアクションでしたが、今回はしっかりとしたバトルのアクション。
動きまくってますし、効果も凝っていて、カッコよいアクションです。
ちなみに、和泉守兼定が砂を蹴って攻撃は、花丸でも登場した回でやっていたので懐かしい(笑)
そして、花丸ではのんびり日常といった感じで「昼」のイメージでしたが、今回はシリアスな感じで「夜」というイメージ。
なので、オープニングシーンは夜でのバトル。そして、1話の全体トーンはどこか夜がメイン。
そのように作品のイメージをみせてる感じですね。
また、作品の象徴的な桜。花丸は「昼の桜」でしたが、活撃は「夜の桜」がみられるのかもしれません。
ちなみに、今回の主人公は誰かな?
やはり、和泉守兼定でしょうかね。
和泉守兼定と堀川国広?または、キービジュアルの和泉守兼定と陸奥守吉行でしょうか?
意外と審神者とか?
展開次第では、まだわからない…
しかし、ゲームはやっていないのでわかりませんが、過去にワープできるのは2人だけなんですね…花丸は特にそんなのはなかったけど…活撃オリジナル?
まあ、審神者やってきたら、なんかたくさん召喚できたけど。
毎回、審神者も一緒という方向性なのか?まあ、花丸の審神者は「引きこもり」だったけど、活撃は「アウトドア派」な審神者ということかな(笑)
急に審神者やってきたのは、インパクトありました。
そして、1話からいきなりクライマックスな感じで盛り上げてますね。
なんともスゴイ力の入れようです。このノリでいけるのでしょうか。
期待値のあがる1話でした。
分析
それでは、技術的なポイントを視ていきます。
とりあえず強調するキャラクターをみせる
1話なので、キーとなるキャラクターを強調してみせてますね。
たぶん、キーとなるキャラクターは和泉守兼定、堀川国広、こんのすけ。
次点のキーとして、審神者(主)、陸奥守吉行。
他のキャラクターも登場しますが、あまり説明しないで軽め。
きちんとメリハリつけて紹介することで、明確にわかりやすくしてます。
審神者のキャラクター
花丸では、まったく姿や声もなかった審神者(主)。
活撃では、しっかりと出てます。
中性的な感じで、男性か女性かわからない。
もちろん、主は視聴者ですので意図した中性的キャラクターですね(笑)
こんのすけのキャラクター
和泉守兼定と堀川国広の間に、こんのすけがいることでバランスがよくなっています。
緊張に対する緩和剤といった。
また、これは歴史モノでなくSFモノ。2人だけだと歴史モノ感がですぎるけど、こんのすけがいることで未来感、ファンタジー感が出てます。ドラえもんみたいな感じ(笑)
また、刀剣男士が、こんのすけみたいな未来的なことをしたら興ざめですし。
盛り上げる
1話から、とことん盛り上げてますね。
盛り上げポイントみてみます。
まず、「オープニング」でのアクション。
作品の雰囲気をみせつつ、アクションを盛り上げてますね。
そして、「炎」。
大火事の背景によって盛り上がってますね。
クライマックスなどで使われますが、いきなり1話で使ってます。
さらに、「ピンチ」。
圧倒的なピンチからの「審神者登場」、そして「他の刀剣男士登場」によって大盛り上がりです。
で、勝利して、次のボスへの戦いを期待させて、盛り上げを続けと。
テーマ
やはり、「歴史を変えてはいけない」というのがテーマになるんでしょうかね。
花丸もそうでしたけど。もちろん、そうなのかな。
1話で、それについてチラチラとありましたし。
大火事で堀川国広が、助けようとしたところをピシャリと言ったりと。
しかし、和泉守兼定が途中で少女助けたのはどうなのかな?
テーマがボケないのかなと思いました。
おわり
花丸は「女性向き」な感じでしたが、今回は男性もしっかり楽しめる感じですね。
男性は、やっぱりシンプルにアクションですし。
ガンガン戦って、ガンガン熱い友情と(笑)
ちなみに、活撃は刀剣男士の登場人物は少ないのかな?
まあ、花丸みたいに大人数でると、しっかりストーリー作れないし。
しょうがないですね。
それでは、また次回。

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【作品分析(全話)】1話「出陣」/2話「部隊長」/3話「主の命」/4話「守りたかったもの」/5話「戦火」/6話「本丸」/7話「第一部隊」/8話「歴史を守る」/9話「元の主」/10話「忠義の向かう先」/11話「鉄の掟」/12話「函館戦争」/13話「活撃」(最終回)/全話(総括)
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出典:Nitroplus・DMM GAMES/「活撃 刀剣乱舞」制作委員会(BS11 2017年7月2日放送)第1話