読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

S.T.Cの制作探求クラブ

創作の探求ブログ。主に「絵を描く」「物語を作る」について研究してわかった役立つ情報を発信。また日常についても少々

【感想分析】アニメ『BanG Dream!(バンドリ)』 第5話を視る!

物語を作る上で、読み解く力「分析力」が必要となります。
作品を「作り手の視点」の感想を読むことで、作り手としての視点を鍛えるシリーズ。
今回は、アニメ『BanG Dream!(バンドリ)』の第5話「ドキドキしちゃった!」の感想分析をします。

原作などは読んでおらず。また、アニメ『ラブライブ』との比較分析を、軽く入れたりと。
※ネタバレあり

BanG Dream! 〔バンドリ! 〕 Vol.3 (イベント最速先行販売申込券付) [Blu-ray]
「BanG Dream! (バンドリ! ) Vol.3」

『BanG Dream!(バンドリ)』の基本情報
アニメ公式サイトはこちら

5話「ドキドキしちゃった!」のあらすじ

たえからライブハウス「SPACE」でライブを行うことの厳しさを聞かされた香澄。しかし、オーナーのバンドに対する熱意や楽しそうに音楽を奏でる女の子たちに感化され、SPACEのステージに立つことを再決心する。「私を震えさせて」というたえをドキドキさせるため、まずは自分たちで初ライブを行うことに。初心者の香澄にギターを教えるたえを含め、4人は本格的に練習を始める。

BanG Dream!(バンドリ)公式サイトより引用

感想

さて、今回は「花園たえゲット回」。

お話としては前回にひき続き、普通に面白かったです。

たえのキャラクターが香澄と、お話とうまくかみあって面白味がうまれてます。
認めさせるためにライブをしようとしますが、結局はたえも一緒にひくと。
えーーー、勝負じゃねーの?」と引っくり返してくれます。
よい引っくり返しです。
たえのキャラクターにあった不思議引っくり返し?

また、たえの不思議キャラクターが所々に出て面白かったですね。
「チョココロネの歌!」と変なポーズしたりと(笑)

そして、今まで「香澄視点」が多くて香澄が強すぎでしたが、キャラクター同士のやり取りがやっと普通に始まり、各キャラクターの面白さがでてきました。
香澄だけが強くないので、やっと香澄のウザさがだいぶ取れてきた感じですね。

しかし、問題がないわけじゃありません。
今回は特に「作画」面ですかね。
あきらかに時間の足りなさで、作画が単調になっています。
絵もシンプルで、動きもそれほどないといった。
特にクライマックスのライブで、その酷さが強く出たのはよくなかったですね。

大きなプロジェクトのようですが、アニメ制作会社にはあまり予算はいかないのでしょうか?
アニメ制作会社とは、やはり弱い立場なのでしょうか?
5話でこうなると今後が心配です。

しかし、今回は『キラキラ星』がありませんでしたね。
やれば悪い影響があるのはわかるのですが、無ければ無いで寂しさを感じるのはなぜでしょう(笑)
もう、聞けないのかな…
いやいや、そんなはずはありません。もちろん、バンドリなら驚かせてくれるはず。

きっと最終回は『キラキラ星』で終わるはずです!

グリグリの手をかりてない、香澄達の手だけで作った『キラキラ星』を演奏するはず。
ベタだと普通のオリジナル曲を普通に歌って終わりとなるのでしょうけど、それじゃあつまらないです。
ここでこそ『キラキラ星』でしょう!

だったら、始めのほうの問題はチャラになって、バンドリは大ヒットとなるかも(笑)

分析

それでは、技術的なポイントを視ていきます。

香澄のキャラクター

先にものべましたが、香澄のウザさがだいぶ取れてきました。

1~3話は、特に香澄だけが動いて、喋っての香澄視点が異常に強かったので、だいぶウザかったです。
そして、会話という会話がなりたっていない感じでしたので、特にそうでした。

しかし、仲間が増えることで、キャラクター同士の会話がなりたち、香澄だけが目立たないようになりました。
こうしてみると、主人公だけでなく周りのキャラクターの大切さを感じますね。
今後は、他のキャラクターのおかげで香澄をウザいとはあまり感じないと思います。

しかし、香澄がウザかった原因は他にもあるので、完全には取れていない。
大きな要因のひとつとして、香澄は「自分の考え・信念」をあまりのべないこと。
そういうことを言ってないわけじゃないが、セリフが簡単で抽象的。

特に、毎回のように「キラキラドキドキ」という言葉で済ませてるので、危ない。
なんでも「ヤバい」ですます若者みたいだし。まあ若者といえば若者だけど(笑)
今後もそうだと、ちょっと不味いですね。

花園たえのキャラクター

今回も花園たえのキャラクターが活きていました。
おたえドキドキ作戦」ではいつも自分がいますし、おちゃめに変なポーズとったり、「」とドキッとさせることいったり、「クライブ」と命名したりと。
意外性を生みだします。

そして、不思議と香澄とからむと、いい味がでます。
香澄の強さを、中和するキャラクターでもあります。
前回のギターケース入れが一緒に破けたシーンも、面白かったですね。

しかし、前回のラストでSPACEのオーディションで何かあったのかと思いきや、何もなかったのは残念。
花園たえの背景が特に何もなかったので、深みが生まれなかった。
オーディションでないにしろ、オーナーに自分のギターを聴かせて、「おまえのギターは全然つまらないな」とかボロクソに言われた過去でもよかったのに。
なら、SPACEのオーディションの厳しさも増しましたし。

何にしろ、バンドリの間のキャラクターとしては大事なキャラクターだと思います。

市ヶ谷有咲のキャラクター

有咲は、あいかわらずのツッコミ役でしたね。
まあ、香澄と花園たえはボケなので、ツッコミがいないと。

あとは、視聴者の気持ちを代弁してくれる大事なキャラクターです。
今回もいろいろ代弁してましたね。
「たえに納得させる必要ないよな?」「そもそもキラキラって何?」など聞いてくれました(笑)

そして、あいかわらずの安い女を演じてます。
単語帳みながら「弾くとはいってねー」とか言いつつ、あっさり弾くと。
あっさりすぎて、安定の安さです。
もっとシーン工夫しようと思いますが、それが有咲なのでしょう。

ちなみに、「天才なのに単語帳で勉強するんだ?」と思いました。
いやいや、彼女のことです。それはフリでしょう。
素直に聞き入れるのが嫌なので、勉強しているフリ。
なんとも面倒くさい少女です。安い少女です。
安いというとあれですね。「ツンが薄すぎる氷の少女」です。

牛込りみのキャラクター

牛込りみは、あいかわらずりみりみしてました。
まあ、りみりみするキャラクターは大事ですね。周りが強いのですから。

今回は牛込りみの曲を演奏しますが、3話の鼻歌は前フリだったとは。
そして、香澄と有咲が曲を外に音を出して、りみに聞かせるのはニヤリでしたね。
りみの羞恥がたまりません。
しかし、今後はりみが作詞・作曲するのでしょうか?

とにかく、今後のりみりみする姿に期待ですね。

女の子

ライブ当日は、みんなファッションを決めてましたね。

女の子らしい感じがあってよかったです。
牛込りみが、髪にポイントでお花をつけているのが可愛らしいです。
特別な発表会のためのオシャレという感じ出てます。
そして、花園たえが「可愛い」と評価するのも大事ですね。女の子会話です。
有咲のおばあちゃんも着物とかでキメてれば、もっとよかったのに(笑)

しかし、女の子ならざるものもありましたね。
個人的には、練習の時に使っていたマグカップのデザインがダサくて嫌でしたね。
ペンギン、羊、パンダ、ワニのついたマグカップ。
女の子なのに、全然可愛くないデザイン。
またベタだけど、自分の個性あるマグカップをそれぞれ持ち寄るとか欲しかった。

香澄なら「」で、りみなら「チョコレート色」のカップでワンポイント可愛い何かついてるのとかで、たえなら「不思議キャラがついてる」のとかで、有咲なら「渋い湯呑み茶碗」とかかな(笑)

あと倉の地下も、もうちょっと女の子らしさが…
女の子は大事ですね。

ストーリー構成

今回は、ライブハウス「SPACE」についてと、花園たえをゲット、あとは一曲弾けるまで成長という話がメインでした。

ライブハウス「SPACE」は、今後大事な場所なので強調しているのでしょう。
オーナーの昔のライブもありつつ、歴史を振り返ると。
それはそれでいいのですが、香澄が「バイトする!」ことをキッカケにその話になるのですが、流れが悪かったですね。
花園たえを認めされるために、「いっぱい練習する!」とかいっていたのに、いきなりバイトへ流れるのはよくなかったです。香澄の決意が、なんとも弱くなりました。

そして、香澄が「SPACE」のライブをみて、やっぱりここでライブしたいと再度決意するのですが、再度決意させる必要があるのか疑問です。
そもそもグリグリのライブをみて、強くそう思ったのではないのでしょうか?
はたまた3話でのライブをしてみて、強くそう思ったのではないでしょうか?
どの出来事が香澄を強く決意させたのか曖昧で、フラフラしてます。

そして、花園たえをゲットの流れ。

そもそも、なぜ花園たえをドキドキさせるためにライブをしますが、その理由が弱かったですね。
なので少々強引な流れとなってます。
香澄がその理由、想いを多少でも語ってくれば説得力は増したのですが。
キラキラしか言わないですからね(笑)

その後の、ギターわからなくて、花園たえを巻き込み練習、そしてライブは一緒にやるという流れはよかったです。
また、関係者をよんでのライブするという流れもよかったです。

しかし、少し気になったのは花園たえの感情が明確にみえなかった点ですかね。
花園たえの感情を感じるシーンはあるので、わかるといえばわかるのですが、全部抽象的で力強く伝わらない。
簡単にいうと、「自分の気持ちを語るセリフ」がないのですが。
バンドリのキャラクターは、なぜか自分の気持ちを語りませんからね。
わからないわけじゃないけど、フワッとしてしまう。そこが毎回気になります。

で、Cパート。オーナーと従業員の会話。
ここは唐突な感じがして、あまりよくなかったですね。
花園たえとオーナーが、前フリで関係しているシーンがあったら、シーンに関連性があったのですが。

練習シーン

練習シーンは、初心者っぽい感じはよかったですね。

失敗したり、演奏の始まりをどうするかゴチャゴチャ話あったりと。
あと単純に「楽器の音だけ」っていいですよね。
素人の私はそれだけでも、けっこうグッときます。

しかし、練習時間はどうなのでしょうね。
初心者の香澄がどれだけ練習すれば、あれぐらいの曲をひけるのかわからないのですが、都合よくすぐ弾けるようになったという印象を受けたりもします。
もう少し時間経過のカットがあればよかったのかな。
静止の1枚絵でも、パッパッパッパと。

また、『ラブライブ』方式で、ライブ中に練習しているシーンのカットが流れるといった手法もとれたと思いますけど。
学校で練習したり、遅くまで練習したり、お泊りしたりのカットとか。

そういう点では、バンドものって難しいですね。

牛込ゆり

クライブのお客として、牛込りみの姉・牛込ゆりが来ましたけど、香澄とは特にからみがなかったのが気になりました。

1話のグリグリのライブは、香澄にとって運命的な出会いだったわりには、香澄の反応はなしと。
まあ、2話のラストでりみが「やらない!」とか言った時にも会ってるといえば、会ってますけど。3話のライブでも会ってるといえば、会ってるか。

何にしろ、どこかで会っての反応がないのは違和感ですね。
感動したのは「バンドそのもの」で、グリグリでは無いといった形にも見えてしまうし。
丁寧にやるなら、からみが欲しいところ。

作画とライブシーン

そして、今回は作画が不味い状態になっていましたね。
絵やアングルが単調になってましたし、動きもそれほどなかったりと。
プロのアニメーターとはいえない仕上がりに。

特にライブシーンは、その点が悪く目立ってしまいました。
まあ、他のシーンでもチラチラありましたが。

ライブでは、正面画のアングルが多くて、いかにも時間が足りない時の苦しい策という感じでした。
観客も正面画でポカーンという感じだし。演者も、正面画でシャカシャカと。
せっかくの見せ場なのに、いまいち盛り上がりに欠ける感じに。

また、ウリの3Dのライブがそろそろ来るのかなと思っていましたが、来ませんでした。
けっこう期待してた人はいるんじゃないですかね。
3Dライブは予算と時間がかかるので、あまり出したくないのかな?

しかし以前も言いましたが、バンドものは『ラブライブ』のようなアイドルものと違ってパフォーマンスによる動きが出しづらいですからね。ただでさえ弱いのに、さらに弱いとアイドルものを超えるのは厳しいです(たしか超えることを目指しているんですよね?)。

5話で、作画が不味い状態になるのは危険を感じますね。
大丈夫かな?もしかして、始め特番2回やったのは間に合ってなかったから?

全体構成

今回は、ライブハウス「SPACE」の厳しさを知り、出ることを強く再決心しますが、やはり3話でステージにあがったのは不味かったですね。

あの時に、厳しそうなオーナーがスルーしてたので、SPECEに出ることがあまり難関のように感じなくなってしまってます。オーナーのキャラクター、SPACEのオーディションレベルの整合性がズレてしまいました。3話で何かしらのライブをやりたかったのでしょうけど、安易でした。

おわり

まあ、作画の問題やチョコチョコ引っかかる点はありつつも、お話としてはよかったです。

せっかく「香澄のウザさ」や「キラキラ地獄」がなくなり、上り坂をあがるのかなと思いつつ、今度は作画ですからね。
そこまでネット住民にネタをぶちこまなくても(笑)

さて、次は山吹沙綾を仲間にゲットする流れです。
やはり、あっさりゲットとなってしまうのでしょうか。
ラストの仲間は、少しは困難を期待したいものですが。

とにかく、今後も目が話せないバンドリです。
それでは、また次回。

ねんどろいど BanG Dream! 市ヶ谷有咲 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

ねんどろいど BanG Dream! 市ヶ谷有咲 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

 

『BanG Dream!(バンドリ)』の関連記事はこちら
バンドリ基本情報
【感想分析】
1話「出会っちゃった!」2話「やっちゃった!」3話「逃げちゃった!」4話「怒っちゃった!」5話「ドキドキしちゃった!」6話「作っちゃった!」7話「ケンカしちゃった!」8話「走っちゃった!」特BanG!「3rd LIVE」9話「バイトしちゃった!」10話「驚いちゃった!」11話「歌えなくなっちゃった!」12話「キラキラしちゃった!?」第13話「歌っちゃった!」(最終回)総括
【分析】
バンドリのアニメ版(1話)と漫画版の比較バンドリのアニメ版(2話)と漫画版の比較
バンドリのアニメ版と小説版の比較
バンドリの放送版(3話)とパッケージリテイク版の比較
Amazon「BanG Dream!(バンドリ)」特集ページ

出典:BanG Dream! Project/アニメ『BanG Dream!(バンドリ)』(AbemaTV 2017年2月18日放送)第5話