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【感想分析】アニメ『BanG Dream!(バンドリ)』OVA(第14話)を視る!

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物語を作る上で、読み解く力「分析力」が必要となります。
作品を「作り手の視点」の感想を読むことで、作り手としての視点を鍛えるシリーズ。
今回は、アニメ『BanG Dream!(バンドリ)』のOVA(第14話)「遊んじゃった!」の感想分析をします。

原作は途中で読んでます。また、アニメ『ラブライブ』との比較分析を、軽く入れたりと。
※ネタバレあり

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OVA(14話)「遊んじゃった!」あらすじ

夏休みに入り、5人はいつもの蔵で宿題中。なかなか終わらない宿題に疲れた香澄はどこかに出かけようと発案する。各々好きな場所を上げた結果、沙綾が提案した海に向かうことに。そのころRoseliaメンバーも海の近くのコテージでバンド合宿練習をしていた。作曲に行き詰まる友希那を見たリサが、気分転換に海に行こうと誘う。

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感想

バンドリのOVA(14話)をBSの放送で見ました。

Blu-rayのvol.7に入る予定のOVAのお話。
まだ発売がされていないので放送はしないと思っていましたが、放送となりました。
まあ、もうすぐ発売のポピパとロゼリアの新曲PRをかねた放送みたいなので、前から決まっていたんですかね。

OVAは、定番の「水着回」。
アニメのストーリーの流れでは入れずらい内容だったので、もちろんOVAですね。
海では、水かけあったり、砂にうめたり、ビーチバレーをしたりお約束の展開が繰り広げられました。まあ、目新しいイベントはありませんが、キャラクターならではのカケアイがあって面白味のあるシーンにはなっています。

しかし、せっかくの水着回なのに、あいかわらずの作画がダメダメでした。
所々が、おかしなことになってます。
さらに水着となると、やはりラインの美しさ、動きが特に求められるのに、作画がいまいちだと魅力が伝わりづらいです。服だと適当にごまかせますが、水着状態だと特に実力が問われますからね。
一般の人でもあきらかに気づくのは、体型がなんだかポッチャリ気味になったり、胸の形のラインがありえない形になっていたりと…
せっかくの水着回が台無しです。

次に、見どころとしては「Roselia(ロゼリア)が動いている」という点ですかね。
アニメでは、あまりセリフやシーンが少ししかなかったですが、バリバリに動いてます。ロゼリアファンにはたまらないものがあるではないでしょうか。
また、ロゼリアが大きくからむストーリーなので、ロゼリアの各キャラクターがけっこう表現されていました。

そして、もちろん3Dライブ。
7rdシングルの『八月のif』を歌います。ガッツリ発売直前のPRですね(笑)
香澄と沙綾のツインボーカル。少し驚きがありました。
そういえば、ライブ番組でも沙綾役・大橋彩香がドラムでなく歌っていた場面がありましたね。まあ、変化つけるのも大事だし、彼女は歌うまいし。

さらに、EDではロゼリアの3rdシングル『熱色スターマイン』。
こちらも、しっかり発売直前PRです(笑)
まあ、新曲つくろうと悩んで、香澄達と遊んでこの新曲できました!といったストーリーの流れをくんでいるんですかね。
しかし、ストーリーの流れをくむのは良いのだけど、もっと深みのあるドラマが欲しいところ。なんとなく悩んでるだけの内容ですし、逆に曲に対して悪い印象を生む場合もありますし。

全体的な評価としては、あいかわらず問題はありましたが「普通に良い」というところで。

分析

それでは、技術的なポイントを視ていきます。

ポピパのキャラクター

メンバーのカケアイが面白いのは、バンドリの売りですね。
アニメと同じように、ユーモアあるカケアイが繰り広げられます。
各キャラクターが表現されています。

有咲がイジられたりと(荷物もたされ海に入ってる…)、花園たえのいつもの不思議ワールド全開と(下はいてないみたい…天才!)など。

山吹沙綾のキャラクター

今回は、沙綾が目立っていました。

アニメ後半では、性格的に周りから一歩引いて、みんなを見守る母親みたいな感じなので、ちょっと空気みたいな感じになっていましたから(周りが濃すぎるというのもあるけど)。
沙綾が海に対して強い憧れがあって、はしゃぐ姿は良かったですね。
はしゃいだサングラスしてたり、はしゃいで砂に埋まってたりと。

そして、歌ではツインボーカルということでも目立ってました。
沙綾がちゃんと立っていた回ですね。

ファッション(私服・水着)

ファッションについて気になった点を。

海へ行く時のポピパメンバーの私服の「デニムあわせ」は、アレは何だったのだろう…
まあ、それは良いとして、ほぼみんな上は白で、下はデニムという変化ない服装が気になった。
「作画面倒くさいから、そうしたんじゃ…」と勘ぐってしまった。

で、水着。
香澄と花園たえが同じ「白」というのが気になりましたね。
なんともバランスが悪いです。

そして、ロゼリアの「今井リサ」と「沙綾」の私服がかぶっているのが気になった。
しかも、髪型や髪の色、服装も似てるので「あれ、沙綾?」と少し混乱。
キャラの外見が似てるからこそ、服装ぐらいは違うものに。

ビーチバレー

ロゼリアの2人が、途中途中で水着を段階的に披露する流れは良いですね。
白金燐子がいきなりシャツを脱ぎ「あこちゃんの変わりに、私が入ります!」
氷川紗夜が失敗して「着替えてきます…」からの水着姿と。

しかし、ロゼリアの2人が失敗するのだけど、それが昭和アニメくさい…
効果音とか、動きとか。うーん…

3Dライブ

3Dでのライブは、単調な動きだけでなく、演技もきちんとあり良かったです。
しかし、気になったのは2Dでのキャラクター表現はなし。
アニメでほぼ3Dのみだと、ちょっと物足りないですね。
アニメ感が薄れるというか…

さらに、気になったのは私服でのライブ…
イヤイヤ海なんだから、水着ライブじゃね?
そこはだいぶガッカリな感じですね。
服をきた状態で帰りに演奏を依頼されたとしても、あえて何らかの理由つけてでも脱いで水着ライブだったんじゃないかな。

ドラマ

今回のお話は、ポピパメンバーが思いつきで海へいき、たまたま合宿していたロゼリアと出会い、一緒に遊ぶという話。
そして、この話のドラマとしては、ロゼリアの湊友希那が歌詞が浮かばず悩んでいたけど、ポピパと遊びスッキリするという点。

まあ、それはそれで良いのだけど、ポピパ側にも多少のドラマが欲しかった。
でないと、ただ遊んでお終いという浅い話となってしまう。

ラストの帰るシーンで、そういうものを感じさせる情緒的なシーンが、少しあるだけでもよいかな。
例えば、海を見ながら友情を噛みしめる何らかのセリフとかね。で、その真面目からオチとして「電車ヤバっ」と。

作画崩壊

あいかわらずの作画のダメダメっぷり。
まあ、アニメと同じスケジュールで作成した感じなので、クオリティはそのままなんでしょうね…

始めの蔵の勉強シーンから、作画のアラが目立ってましたし。
身長がみんな同じになってたり、体のバランスやパースがおかしくなってたりと。

そのへんがおかしいのはまだ良いのだけど、せっかくの水着回が台無し。
感想でのべたとおり、一番表現したい水着姿が貧弱に。

おわり

アニメではいろいろ問題あったバンドリなので、OVAは大丈夫かな…と不安に思ってましたが、やはり問題はアリアリでしたか。修正する時間があったのだからキチンと仕上げてほしいのだけど。
まあ、裏ではいろいろと大人の事情があるんですかね。

バンドリはゲームやら、他のバンドのプロジェクトが動いているので、当分続きそうですね。
きっと、何らかの形でアニメがくると思うので、今度のはしっかりした作品になるよう期待したいです。

それでは、またいつか。

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出典:BanG Dream! Project/アニメ『BanG Dream!(バンドリ)』(BS11 2017年8月19日放送)OVA